スラムダンク最新映画『THE FIRST SLAM DUNK』が現在大ヒット上映中です(2022年12月21日)。
バスケ好きならずとも人気な作品ではありますが、漫画は90年代に連載、同時期にアニメも放送と20年以上が経過している作品でもあります。
いうことで、作品名は知ってるけど内容を知らない方や、映画が気になるけど今から原作を追うのは大変だなという方もいると思います。
この記事ではそんなスラムダンク初心者の方に映画を観る前に最低限知ってほしいことをまとめました。
もちろん気になったり、より興味を感じたら、ぜひ原作にも触れてみて頂けると嬉しいです。
『THE FIRST SLAM DUNK』を観る前に
スラムダンクはどんな作品か?
スラムダンクはご存じの通り、高校バスケの作品です。
「神奈川県立湘北高校」(湘北)がインターハイ(全国大会)優勝を目指していくというストーリーとなっています。
物語は原作最大の山場、期待の初アニメ化
今回の映画化となる部分は原作最大の山場であり、初のアニメ化となる「山王工業高校」(山王)との試合が描かれます。
作者の井上雄彦先生も「山王戦より面白い試合は描けないと思っていた」とコメントするなど、白熱した内容であり、ファンもアニメ化を待ち望んでいた部分でもあります。
ちなみに山王は前年度までのインターハイで3連覇を成し遂げた高校であり、戦力や経験としても圧倒されるような存在でした。
登場人物について
映画では基本的に初心者向けに登場人物を紹介するような場面はありません。
キャラクターがそれぞれで際立っているのと、湘北と山王の2チームしか出てきませんので、知らなくてもある程度は把握できるとは思います。
ですが、より作品に入りやすいように湘北のスターティングメンバーだけでも理解しておくといいですよ。
湘北高校
- 桜木花道(さくらぎ はなみち)
スラムダンクの主人公であり、赤髪がトレードマークの1年生。
『THE FIRST SLAM DUNK』では宮城がメインで描かれるため、過去の話や主人公らしい部分は減っていますが、インパクトあるキャラクターですぐに覚えられると思います。
バスケに関しては未熟ですが、パワーやフィジカルはすさまじく、リバウンダー(シュートしてゴールに入らなかったボールを取る人)の力も発揮していました。
- 宮城リョータ(みやぎ りょーた)
『THE FIRST SLAM DUNK』では主人公として、過去~未来と描かれます。
原作では明かされていなかった部分や試合外のエピソードも詳しく描かれており、映画では1番馴染みやすい存在です。
ポジションはポイントガードで、スピードやゲームメイクにも長けています。
- 赤木剛憲(あかぎ たけのり)
見た目やプレイからもわかるように、周りからは「ゴリラ」「怪物」と呼ばれています。
バスケに対する愛や情熱も高く、湘北ではチームの大黒柱な存在です。
プレイスタイルは持ち前の体格を生かしたパワーダンクやディフェンスを得意としています。
- 流川楓(るかわ かえで)
桜木と同じ1年生(桜木からはライバル視)ではありますが、中学生時代からスタープレイヤーとして名前が上がるほどであり、実際にエース級の活躍を披露します。
イケメンでクールな性格から女子人気は高いですが、本人はバスケにしか眼中がなく、バスケに対して熱い場面は多く見られます。
得点能力に長けたマルチプレイヤーとして湘北を引っ張ります。
- 三井寿(みつい ひさし)
一時期はバスケを挫折し、作中で不良になっていましたが、映画では復帰後(不良時代のシーンもあり)として描かれています。
元々中学時代では天才シューターと呼ばれる存在であり、湘北でもシューティングガードとして活躍します。
不良によるブランクのためか、スタミナ面で問題がありますが、体力が底をついてからの執念のプレーにも注目です。
- 木暮公延(こぐれ きみのぶ)
眼鏡を着用しており、桜木からは「メガネくん」と呼ばれている。
赤木とは中学時代からの親友でもあり、湘北バスケ部では副主将でもあります。
映画の山王戦においては見せ場は少ないですが、メンバーの良き理解者であり、気迫あふれるプレイヤーでもあります。
- 安西光義(あんざい みつよし)
湘北バスケ部の監督です。
恰幅のいい身体にタプタプの顎、白髪で眼鏡をかけていることから、カーネル・サンダースにも間違われます。
物腰も柔らかい雰囲気がありますが、過去にはスパルタ監督の時代がありました。
山王工業高校
- 沢北栄治
対する山王についてまで書くと覚えるのが大変だと思いますので、この選手だけご紹介させてください。
沢北は1年の時からエースプレイヤーであり、インターハイ連覇は彼がいたから達成したといっても過言ではありません。
ハイセンスなプレイは山王のチームメイトでさえも息を吞むほどです。
映画としての魅力
選手や物語を理解している方がもちろん楽しめますが、アニメ映画として、バスケ映画という観点でもおすすめしたい作品です。
バスケの試合、選手の動きがとにかくリアルでびっくりします。
従来のスポーツアニメのイメージでは1シーンで1つのモーションが展開されたり、メインに映すキャラ以外は淡白な動きしかしないようなイメージでした。
今作ではプロの選手に実際に協力してもらい、モーションキャプチャーという形で細かい動きを再現することに成功しています。
ボールを持つ選手に限らず、選手がそれぞれに動いており、本物の試合のように全体を見て楽しむことができます。
また、ボールのバウンド音、シューズで動く音、とにかくリアルさにこだわっています。
映画はほぼ山王戦をじっくりと描いており、物語をそこまで知らなくても実際楽しめると思います。
漫画を読みたくなったら
もし、山王戦が気になったら、漫画も読んでみることをおすすめします。
原作コミックでは25巻~31巻が山王戦となっています。
表紙を一新して再編成した新装再編版では16巻~20巻となっています。
ワイドサイズな完全版では20巻~24巻です。
カラーページや表紙の違いですので、お好みで選んでいいと思います。
映画では描き切れないセリフや演出もあるので、映画後でもさらに面白さが深まると思いますので、ぜひ確認してみてください。
まとめ
以上が『THE FIRST SLAM DUNK』の初心者向けの方への記事となります。
あくまで映画から入る人のために書きましたので、スラムダンクの魅力としては1割にも満たないと思っています。
様々な人間模様や成長、熱い試合などはさらに漫画やアニメで楽しんでいただけたらと思います。
それと12月24日からは新たな入場特典としてミニポスターも配布されますので、せっかくならこのタイミングで行ってみることをおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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