「劇場版 呪術廻戦 0」夏油傑の真の目的&なぜ呪詛師になってしまったのか?(ネタバレ)

※ 本ページはプロモーションが含まれています

アニメ

この記事では「劇場版 呪術廻戦 0」のネタバレを含みますのでご注意ください。

劇場版では乙骨憂太(おっこつ ゆうた)、折本里香(おりもと りか)とならんでキーマンとなる人物、夏油傑(げとう すぐる)。

夏油は明らかな敵側(呪詛師)の人物として、乙骨や高専メンバーに襲いかかります。

ですが、夏油は元々は呪術高専の出身であり、五条悟(ごじょう さとる)と仲の良い同期でした。

夏油がなぜこのような呪詛師になってしまったのか?

そして百鬼夜行と夏油の目的を考察していきます。

百鬼夜行の目的は?

百鬼夜行とは?

夏油が2017年12月24日の日没後に新宿・京都で起こした、呪霊を使ったテロ事件です。

呪術をもたない非術師の皆殺しを目的として、呪霊1000体を新宿・京都に放っています。

高専側は迎え撃つべく、生徒と教師が総出で戦いました。

百鬼夜行の真の目的

しかし、夏油の真の目的は別にありました。

それは乙骨の持つ特級過呪怨霊「折本里香」の存在を手に入れることでした。

新宿・京都の戦闘はカモフラージュであり、呪術高専にいる乙骨を孤立させて狙うのが本当の計画です。

結果的には、乙骨の覚醒した力により夏油を返り討ちにし、計画は破れるのでした。

夏油傑はなぜ呪詛師になってしまったのか?

劇場版にて夏油は呪詛師として敵対していますが、元々は呪術高専出身であり、五条と共に戦っていました。

なぜそんな夏油が呪詛師になったのか?を解説します。

五条に並ぶ実力者

夏油は世界に4人しかいない「特級呪術師」という階級が与えられた呪術師でした。

五条と同格レベルの実力者であり、五条もそれを認めていました。

呪霊を己の身体に取り込み、自由自在に操ることができる「呪霊操術」の使い手です。

この能力を使い「折本里香」を自分の呪霊として取り込もうとしていたわけですね。

また体術や呪具も使いこなすなど、戦闘能力全てにおいて長けています。

夏油の高専時代の考え

夏油は高専時代、五条に語っています。

「呪術は非術師を守るためにある。」(コミック8巻)

弱いやつを助けるのは気を使うと発言した五条に対し、弱者生存を唱えていたのは夏油でした。

五条と意見が分かれたりするものの、任務では息のあったコンビであり、本当に親友という存在だったと思います。

任務による苦悩

2人は「星漿体(せいしょうたい)を護衛せよ」という任務を任されます。

星漿体とは呪術界の根幹を支える「天元(てんげん)」の肉体の安定を保つべく同化するために育てられた存在(少女)です。

任務の内容はそれを阻止しようとする勢力からの護衛でした。

ここでは一部割愛させていただきますので、詳しくはコミック8巻を読んでいただけたらと思います。

この護衛任務で「伏黒甚爾(ふしぐろ とうじ)」からの襲撃を受け、五条と夏油も意識を失うほど負傷し、星漿体の少女も殺されてしまいます。

少女を暗殺するように伏黒甚爾に依頼したのは「盤星教(ばんせいきょう)」という宗教団体でした。

盤星教は天元を神として崇めており、星漿体の同化を不純物として認めていませんでした。

負傷した夏油が盤星教の本部へ向かうと、少女の遺体を抱える五条と笑顔で拍手する盤星教の教徒がいました。

1度は重症レベルのダメージをうけた五条でしたが、呪力の本質を知り覚醒を果たしており、すでに伏黒甚爾を倒していた後でした。

笑顔で拍手する教徒達に囲まれる胸糞悪い状況に、五条でさえも「こいつら殺すか?」と発言しています。

それに対して認めなかった夏油でしたが、この記憶が彼を苦しめていくことになります。

この任務により「最強」の名を手にした五条は、1人による任務が増えてきます。

必然的に1人になる夏油は変わらず任務を遂行するのですが、盤星教の醜悪な記憶が離れません。

さらに非術師から生まれる怒り・恨みといった感情が生み出した呪霊を飲み込み続ける日々。

夏油の中でマイナスな感情が生まれてしまうのでした。

訪れる変化

そんな中、特級呪術師の九十九由基(つくも ゆき)と出会います。

九十九の「呪霊のいない世界をつくる」という話におもわず夏油は

「じゃあ非術師を皆殺しにすればいいじゃないですか。」

これに対して九十九は否定せず

「夏油くん、それはアリだ。」

と返答します。

九十九いわく、その方法が1番イージー(簡単)であり、非術師を間引きし進化を促すということも手段の1つだと述べます(九十九自身にはその気は無い)。

それは夏油自身が選択するべき考えだと伝えました。

さらに星漿体は”別にor新た”にいたとされており、天元が安定している事実も伝えられます。

そんな中で任務の不手際(依頼通りの対処可能な呪霊では無かった)で仲間が死ぬなど、夏油に不信感だけが募ります。

そしてついに事件は起きてしまいます。

起きてしまった事件

夏油は呪霊を原因とする行方不明・変死事件を調査にとある集落を訪れます。

そこで目にしたのは呪力を持った少女2人(呪術師)が檻に監禁され虐待を受けた姿でした。

夏油が解決した後も村人は呪霊の存在を認めず、原因が少女2人にあると決めつけます。

「この2人は頭がおかしい、度々村人を襲ってきた。」

「親もそうだった、赤子のうちに殺しておくべきだった。」

夏油はついに引き金を引いてしまいました。

村の住人112名の皆殺しを行い、主犯である夏油は逃走。

呪術の規定で夏油は呪詛師として処刑対象となるのでした。

これが夏油が呪詛師になっていた経緯となります。

夏油と五条のその後

呪詛師となった夏油のことを知り、驚きを隠せない五条。

新宿での目撃を受けて、夏油と五条は再会します。

夏油は術師だけの世界をつくるために動き出しており、すでに非術師の親にも手をかけていました。

五条の言葉にも応じず、夏油は一言

「生き方は決めた、後は自分にできることを精一杯やるさ。」

五条は攻撃することをためらい、夏油を逃してしまうのでした。

夏油はその後、根本を盤星教とする団体へと乗り込み、幹部を殺害しその団体を掌握します。

それから団体に潜伏しながら、呪いとお金を集めていくのでした。

まとめ

それから約10年後の話が今作の劇場版となっています。

この話を知ると、夏油が完全な悪かと言うとなんとも言えません。

ちなみにアニメで追っている人は、なぜ夏油が生きているのか疑問に思いますよね?

ネタバレになりますが…

あれは夏油の身体を乗っ取った別の黒幕です。

見た目や能力は夏油そのものですが、脳が移し替えられているため、夏油の意志はないものと思われます。

これはまた別のお話ですので、詳しくはコミックを読むことをオススメします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました