「働くを学べる」おすすめ漫画16選~職業別編~をご紹介

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この記事では「働くを学べる」漫画を職業別にご紹介します。

見出しは「作品タイトル」~仕事の職種~といった並びで表記しますので、自分の気になる職業漫画をすぐに発見できると思います。

過去記事では「働くを応援する漫画」もご紹介」していますので、そちらの記事も参考にしてみてください!

それでは早速ご紹介していきます。

職業別おすすめ漫画16選

「正直不動産」 ~不動産~

登坂不動産のエース営業マン・永瀬財地は売り上げNO.1を叩き出す腕の持ち主。ただその実力は嘘と巧みな話術によるものだった。そんな永瀬はある出来事をきっかけに、嘘がつけず本音しか言えない身体となってしまい…

不動産営業の実態を本音しか語れなくなった主人公という目線で描いています。

全てが真実ではないかもしれませんが、どんな業界にも騙し手口はあることは周知していたほうがいいでしょう。

「魔法のリノベ」 ~工務店~

リノベーションとは、住宅において間取りの変更など大規模な改築工事のこと。従業員が男のみ、全員社長の息子というまるふく工務店のもとに新しく女性従業員「小梅」が入社してきた。女性に甘く弱気な長男・福山玄之介とコンビを組み、リノベーションに奮闘していく。

リノベーションを主題にした物語ですが、ジェンダー的な角度だったりと気づかされるものも多い。

リフォームやレイアウトから見るライフスタイルは面白くもあり学ぶこともできます。

「ルーキーズ」 ~高校教師~

試合中の暴力事件により活動停止状態の二子玉川学園高校野球部。そんな不良達の集まる野球部に新人の川藤先生が顧問となる。世間から批判を受けながらも、夢に向けて生まれ変わろうとする青春野球漫画。

ヤンキー漫画であり、野球漫画でもあるのですが、川藤先生の言葉や行動には学生でなくても響くものがあります。

川藤先生も野球部も不器用な登場人物は多いのですが、だからこそ感じるがむしゃら感は頑張ろうと思う勇気が湧くはずです。

「イチケイのカラス」 ~裁判官~

有罪率99.9%といわれる日本の刑事裁判。武蔵野地方裁判所第一刑事部(通称イチケイ)に配属された判事補の坂間真平。癖のある裁判官たちと翻弄されながらも、裁判官として成長していく物語である。

主人公以外の登場人物がゆるめの人物が多いので、その日常感は求める裁判漫画としては好みがあるかもしれません。

ドラマに続いて、2023年の映画化も決定しております。

「バンビーノ」 ~シェフ~

イタリア料理のシェフを目指して、福岡から東京・六本木の人気レストランにヘルプとして入店した青年・伴省吾。厨房での仕事をやりたい気持ちと裏腹に、伴はホールでの仕事を命じられる。接客やコンペ、海外修行などを積み重ねながら、一流のシェフを目指していく。

様々な壁にぶつかりながらも、夢のために一つずつ乗り越えようとするところに刺激を受けます。

現代にはそぐ合わないパワハラな描写は美化できないですが、うまく自分のエネルギーに変換して読んでみてほしいですね。

「ソムリエール」 ~ソムリエ~

主人公の樹カナはフランスの大学の醸造科を卒業後、自分が育った施設でワイン造り励んでいた。ある時、施設の援助の条件として東京のレストランで働くことを提示される。ソムリエール見習いとして、ワインと人で通じていく物語である。

ワインについての知識が専門的に深く掘り下げられており、ワイン好きにはたまらないかもしれません。

ワインを通してお客さんと通じていく人間ドラマでもあるので、あまり詳しくない人でも自然に興味を持てる内容となっています。

「聖樹のパン」 ~パン職人~

パン職人として自信を無くしていた主人公の聖樹は、北海道のベーカリーペンション雪の森のパン職人に応募する。その非凡な才能とパンへの情熱に見事合格し、パン職人として勤めることに。人々を元気にするパン作りへ、挑戦をし続けながら成長していく物語。

登場するキャラクターの絵柄はポップで、主人公がかわいい女の子からモテまくるようなタイプではありますが、パンへの知識や工程は本格的に描かれています。

パンに対する愛情が芽生えるとともに、食欲も制作意欲も搔き立てられる作品です。

「あんどーなつ 江戸和菓子職人物語」 ~和菓子職人~

パティシエを目指す安藤奈津は、就職活動中に和菓子職人の梅吉・竹蔵と出会う。それをきっかけに和菓子の魅力に惹かれていき、一人前の職人を目指すことになる。和菓子や伝統に触れながら、あらためて日本の文化の魅力を感じられる作品。

和菓子を通して職人とはどういうものか、その考えや姿勢を学ぶことができます。

作中では和菓子に限らず、着物や仏教、浅草など日本の魅力や文化を改めて知ることができます。

「アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」 ~薬剤師~

タイトルのアンサングは「讃えられない」「縁の下の力持ち」という意味を持つ。病院薬剤師の主人公、葵みどりが医師や看護師と様々な問題に向き合っていく。例え称賛されなくても支え続けるという薬剤師視点の医療ドラマである。

病院薬剤師のイメージって、ただ薬を棚から探してくる人?実際どんなことをしているの?そんなイメージの人が多いと思います。

この作品では普段、日の目が当たりにくい薬剤師という職業について詳しく描かれており、これから目指す人へ参考になる作品となっています。

「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」 ~病理医~

「病理医」とは患者を持たず、病院の各科から持ち込まれる標本を元に病原を確定、治療方針を定める役割を担う者。主人公の岸 京一郎は優秀な病理医である一方、偏屈でトラブルメーカーでもある。エビデンスに基づかない診断を批判し、院内の人間には嫌われてもいるが、患者を救うために奮闘していく。

病理医という職業から見たリアルな医療業界を知ることができます。

生々しい症状や専門用語が多く飛び交うなど、本格的な医療漫画ではありますが、とても読みやすい作品だと思います。

「コウノドリ」 ~産婦人科医~

主人公の鴻鳥サクラは産婦人科医であり、謎のジャズピアニスト。新しい命が生まれる舞台で妊婦やその家族の人間模様を深く描いている。作者自身の妻の出産エピソードから作品はインスピレーションされており、主人公は実在のモデルがいる作品である。

出産というもの、新しい命が誕生することの大きな意味を改めて痛感させられます。

「未受診妊婦」「切迫流産」など、男女問わず理解し考えるべき作品です。

「新生ヘルプマン ケアママ!」 ~介護士~

日本の老人介護を題材にした「ヘルプマン!」の新シリーズであり、シングルマザーの主人公となっている。シングルマザーの蔵野たからは保育園に通う息子を高齢者宅に連れて訪問してしまったことが原因でクビになってしまう。そんな中、いわく付きのヘルパー事業所「ピンフォール」で、レスラー兼ヘルパーの早乙女千陽と出会うことになる。

主人公蔵野が子どもの世話をしながらも、高齢者や家族のために奮闘する姿にエネルギーを貰えます。

介護現場だけでなく、家族関係の難しさや問題に大きく触れており、考えさせられる場面もあります。

「アニメタ!」 ~アニメーター~

主人公の真田 幸は学生時代に偶然見たTVアニメ『王立少女パンナコッタ』に感銘を受けたことにより、アニメーターになることを決意する。熱意と隠れた才能を見出され、「N2 FACTORY STUDIO」に採用されることになる。新人アニメーターのアニメ業界への熱い挑戦が始まる。

元アニメーターという経歴のある作者によるリアリティある内容となっています。

才能が無い主人公が、挫折しそうになりながらも必死に足掻き前に進もうとする姿に、心が揺さぶられます。

「かくかくしかじか」 ~漫画家~

主人公の林 明子は、自分を絵の天才だと思い込みながら少女漫画家になることを日々夢見ていた。高校3年生で日高絵画教室の美大進学コースに通い出すが、講師の日高健三のスパルタ指導に、自信と自惚れの心が砕かれる。厳しくも優しい恩師と二人三脚になりながら、美大合格、就職、漫画家への道を目指していく物語である。

漫画家の東村アキコの幼年時代からの生い立ちと有名漫画家になるまでの自伝エッセイ漫画です。

悩みや壁にぶつかっている人、何をすればいいかわからなくなっている人に読んでほしい、笑えて心あたたまる作品です。

「大東京トイボックス」 ~ゲームクリエイター~

小さなゲーム会社スタジオG3は即戦力のグラフィッカーを募集するが、手違いで企画志望の未経験者・百田モモを採用してしまう。社長の月山は3カ月の採用期間を設け、モモが使える人材か見極めることになる。

ゲーム制作会社やマーケットの面など、リアルかつリスペクトあるゲーム業界を味わえます。

好きなことに打ち込むことの楽しさと難しさを感じさせてくれます。

「紛争でしたら八田まで」 ~地政学コンサルタント~

眼鏡をかけた美女である八田百合はフリーランスの地政学コンサルタント。イギリスの『セントポールズアシスタンス』の依頼に応じて、世界中の様々な紛争を解決する。交渉には地政学や言語・宗教・歴史といった知性と荒業(プロレス技)を使っていく。

書かれている内容としては政治要素のあるハードなものでもあるのですが、コミック的なゆるさで読めるところがポイントです。

地政学としての国の繋がりを理解すると、より現代の戦争や政治の見え方が変わると思います。

まとめ

以上16作品のご紹介でした。

紹介しておいてなんですが、職業漫画にも注意して読むポイントがあります。

それは作品に書かれているのが全ての現実ではないことです。

当たり前かもしれませんが、どうしてもスポットにあたる職業以外の職業が悪く書かれたりもします(看護師メインなら医者が悪そうに見えたり)。

そのあたりはフィクション要素もあると認識し、業界の空気を感じ取って頂けたらと思います。

ご紹介した漫画が何かの参考になれたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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