映画「るろうに剣心最終章/The Final」感想ネタバレあり〜満足だけど「TheBeginning」は大丈夫?〜

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アニメ

実写映画「るろうに剣心 最終章 The Final」を観てきました、感想ネタバレです!

るろうに剣心とは?

累計発行部数7200万部の和月伸宏先生による人気コミックシリーズ。

幕末で「人斬り抜刀斎」として恐れられた伝説の刺客、緋村剣心

明治維新後は「不殺」(ころさず)を誓い、流浪人(るろうに)として旅をしていた。

アニメ、そして映画の実写化でさらなる人気を博した「るろうに剣心」。

そしてその映画シリーズの最終章2部作の1つ目が「るろうに剣心最終章/The Final」である。

ネタバレあらすじ

雪代縁による襲撃

志々雄真実(藤原竜也)を倒し、平和に過ごす剣心達。

ある時、憩いの場でもある牛鍋屋「赤べこ」が何者かに砲撃されてしまう。

砲撃が行われた上野山へ剣心(佐藤健)と左之助(青木崇高)は向かうが、そこには跡形もなく、「人誅」と書かれた紙だけが残されていた。

一方斎藤一(江口洋介)は汽車内で上海マフィアの雪代縁(新田真剣佑)と遭遇。

「志々雄に鉄甲船を売ったのはお前か?」

と尋ねると、縁はその事実を認め

「抜刀斎の頬にまだ十字傷はあるか」

と問いかけます。

戦闘になるものの、自ら警察に捕まる雪代縁でした。

しかし領事裁判権によって清の領事館に引き渡されることになり、あっさりと逃げられてしまいます。

そんななか前川道場、所長宅が縁一味により次々と襲われます。

剣心と左之助は現場に向かうものの取り逃がします。

狙いが剣心だと気づきながら、自分と関わりのある人達が襲われていくことに罪意識を感じる剣心。

そこへ剣心は縁と遭遇。

縁はかつて剣心が殺した妻・雪代巴(有村架純)の弟でした。

剣心の妻・雪代巴の存在

剣心にはかつて、雪代巴という妻がいました。

巴は夫を剣心によって殺されていました。

仇討ちのため闇乃武メンバーの組織に半ば利用される形で巴は剣心に近付きます。

しかし組織からも守ろうとする剣心を愛すようになり2人は結婚します。

巴は闇乃武に囚われてしまいますが、自分を取り返すべく闘う剣心の命を守るために身を投げ出します。

剣心の前に立ちはだかり、敵ごと斬殺されてしまうのでした。

そして死ぬ間際に巴は剣心の額に傷を入れます。

十字傷の一つ目の傷は巴の夫であった藩士により。

二つ目の傷が巴ということです。

姉の復讐の為

この一連の流れを草陰から目撃してしまったのか巴の弟・雪代縁です。

巴を敬愛していた縁は剣心に対して復讐心を燃やし「人誅」を実行することを決めたのです。

巴亡き後の縁は上海にてマフィアのボスになるまで上り詰めます。

武器商人として志々雄に協力するなど、剣心を苦しませる為の行動でした。

襲来する雪代縁一派

平穏に過ごし始めた街が再び襲撃されます。

気球から「人誅」の紙をばらまいたのが戦闘の合図。

砲撃や爆撃で瞬く間に街は焼かれていきます。

剣心、京都から訪れていた四乃森蒼紫(伊勢谷友介)が戦いに向かいますが、蒼紫は爆破に巻き込まれて(街の人達をかばった?)負傷してしまいます。

一方神谷道場では縁が単独で訪れていました。

左之助が立ちはだかりますが、縁の圧倒的な強さに敵わず敗北してしまいます。

そして鯨波との戦闘を終えた剣心が道場に戻りますが、そこには神谷薫(武井咲)が存在せず、縁に連れ去られていました。

ここからが原作にはないオリジナル展開ですね。

1人で戦う剣心のもとへ

自分の半生や仲間との記憶を振り返ります。

道場に残された果し状を元に剣心は単独で縁のアジトへ向かうことを決めるのです。

雪代縁一派の多勢の勢力に剣心はなかなか前にも進めず追い込まれていきます。

しかしそこへ巻町操(土屋太鳳)率いた御庭番衆が加わります。

さらに斎藤一や負傷していた左之助も駆けつけて、剣心を縁の元へ向かわせるよう援護します。

かつての敵との共闘

今作で1番熱くなったとも言えるシーンがかつての敵、瀬田宗次郎(神木隆之介)の共闘です。

呉に雇われたと思われていましたが、まさかの剣心と手を組みます。

宗次郎も流浪人として生き始めていたのでした。

大量の敵を捌きながら、この場を宗次郎が引き受けて剣心は前へ進みます。

縁との最終決戦

ついに縁との最終決戦へ挑みます。

互いに譲りませんが、縁の復讐心に勝る力は相当で剣心をじわじわと追い込んでいきます。

そして剣心に傷を負わせます。

「姉と同じ傷は痛いか?姉はもっと痛かったはずだ。」

縁の怒りはさらに湧き上がり剣心を追い詰めます。

しかしまた剣心も守るものがあり、少しずつ戦況が変わります。

「姉への気持ち、自分への怨みは間違っていない。だがその生き方だけは間違っている。」

剣心の一撃に縁の気持ちも揺らぎます。

薫を守った縁

そこへ呉が突然現れて薫に銃口を向けます。

薫を守ろうと身を呈したのは縁でした。

呉のことを邪魔するなと殴りつけます。

そこへ剣心が止めに入り

「薫を守ってくれてありがとう」

縁は巴の姿を思い浮かべ戦意喪失するのでした。

巴の日記

薫は事前に受け取っていた巴の日記を獄中の縁へ送ります。

その日記には巴が命を投げ出してでも剣心を守ろうとする意志

剣心そして、縁が幸せに生き続ける未来を望んでいました。

縁はその気持ちにようやく気付き、涙を流すのでした。

剣心と薫は巴のお墓参りをして、2人で手を繋ぎ再び歩き出しました。

感想①とにかくアクションが素晴らしい

元々アクションシーンには定評がありましたが、今回もとにかく動き回ります。

建物を使ったアクロバティックな戦闘シーン、多勢での殺陣もタイマンでの戦闘も最高峰のアクション映画だと思われます。

日本のアクション映画のチラッとかっこつけたカメラワークってあんまり好きじゃないんですけど、この映画はとにかく動き回る。

カメラの視点もとにかく激しい。

戦闘をしていなくても剣心が銃撃をかわし屋根を走るシーンとか手が抜かれていなくて好きですね。

縁一派も悪どく気味悪い感じが出ていて、理不尽な気持ちと緊張感がより増してますね。

個人的に操役の土屋太鳳さんのアクションが良かった。

女性キャストでは唯一のアクションですが、気合いの入った素晴らしいものでした。

それとかわいい。

感想②宗次郎との共闘

ストーリーのネタバレでも書いてますが、宗次郎の共闘が熱かった。

敵のふりして仲間でしょ?

って想像はついちゃったけど、剣心と一緒に戦う姿はぐっときます。

「背中を気にしないで戦えるのは初めてでした、楽しかったです。」

神木くんかわ、かっこいいな。

感想③原作シーン改変が残念

るろうに剣心ファンなら誰もがトラウマになる薫死亡(後に生きていると発覚)シーン。

縁が剣心を苦しめ廃人とさせる重要なエピソードですが、見事にありませんでした。

廃人にして復活、beginningへ!

みたいな感じかなと思っていたので少しびっくりですね。

今作で縁との戦闘を終えるとしたらやむを得ないカットだったのかもしれません。

感想④続編の「TheBeginning」は大丈夫?

盛大に盛り上がって「The Final」は楽しめました。

しかし縁との戦いが終わってしまうと、「TheBeginning」はいわゆる「追憶編」という剣心が抜刀斎時代の話がメインとなるはずです。

巴との回想シーンも3回くらい流してしまったし、なんかネタバレしまくりな感じだけど続編大丈夫なのかな?と思ってしまいました。

キャストも斎藤一やもしかしたら現代での薫あたりも出るかもしれませんが、メインどころは最後にして結構入れ替わりますし、話に追いつけずに終わりとならないか心配です。

映画シリーズファンにはそれぞれキャラクターに愛着もわいているだろうし、最後に変わるとなんとも。

まとめ

最後に不満というか疑問なところも書いてしまいましたが、とりあえずこの作品はじっくり楽しめるものでした。

「TheBeginning」のメインである「追憶編」も原作ファンからの評価が高く、オリジナルのストーリーを混ぜながら展開していくのかなと思っています。

最後に外すようなマネはしてこないと思いますので、期待しながら2ヶ月後を待ちます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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