この記事では「働く」を応援する・学ぶことができる漫画をご紹介したいと思います。
自己啓発のようなメッセージ性があるものから、具体的な社会の仕組みを学べるものまで揃えてみました。
「最近、働くことがしんどい」「仕事で壁にぶつかってしまっている」「何のために働いているのかわからなくなっている」というような方こそ、考えさせられる作品があると思いますので、ぜひチェックしてみてください!
働く人を応援する漫画~夢を目指す編~
宇宙兄弟
2006年7月9日、謎のUFOを目撃した南波六太と弟の日々人は「一緒に宇宙飛行士になろうと誓い合う」。19年後、日々人は目指した宇宙飛行士になり、六太は会社をクビとなり鬱屈した日々を過ごしていた。共に宇宙飛行士になることを諦めていなかった日々人のはからいで、六太は再び宇宙飛行士の夢へと進みだすのであった。
様々なビジネス書にも活用されるなど、漫画の枠を超えた人生論・人間関係を学ぶことができます。
夢を目指すというテーマにも勇気がもらえますが、社会での生き方にも考えさせられる作品です。
スタンドUPスタート
「“資産は人なり”。資産を手放す投資家はいない!」。会社の負債と嗤われる林田が出会ったのは自称「人間投資家」謎の男・三星大陽。自分の立場に悩む林田であったが、大陽はそんな林田を求め、スタートアップに誘うのだった。
日本では遅れを取っていると言われる「起業」をテーマにした漫画です。
起業とは何かスペシャリストでしかできないように思えますが、大事なのはそこではないと痛感させられます。
働き方に悩む人にもオススメしたい作品です。
左ききのエレン
「天才になれなかった全ての人へ」。デザイナーの駆け出し朝倉光一は、有名になることを夢見て仕事に奮闘していた。もがき続ける日々の中、朝倉は高校時代に出会った天才・エレンのことを思い出していた。
内容のリアリティさに大手広告代来店で働く大変さと緊迫感が伝わってきます。
同業種に限らず、クリエイティブな仕事に携わる人にはきっと感じるものがあるはずです。
また情熱を注ぐものがないと思ってる方には、何かきっかけを掴める作品になるかもしれません。
ランウェイで笑って
モデル事務所「ミルネージュ」の社長令嬢である藤戸千雪は、モデルになってパリコレに出場することを夢見ていた。しかし彼女は身長に恵まれず、オーディションに突破できない。そんな中、クラスの貧乏男子・都村育人がファッションデザイナーを目指していることを知る。
少年漫画でありながらファッションをテーマにした珍しい作品。
ファッション業界について細かく描かれているのはもちろん魅力的であり、主人公とヒロインがひたむきに夢を追い続ける姿はとにかくエネルギーをもらえます。
働く人を応援する漫画~リアルな働き方編~
宮本から君へ
主人公は文具メーカー「マルキタ」の新人営業マンである宮本浩。仕事や恋に対して不器用な宮本が、自分の存在に葛藤しながらも、苦難を乗り越えて成長する物語。
幾度の困難や挫折に会いながらも、泥臭く生きようとする宮本が良い意味で暑苦しいです。
ショッキングな内容もありますが、男らしく生きる宮本の姿に励まされる人も多いと思います。
とろける鉄工所
「うちの旦那は目玉が焼けます。溶接で。」。小さな鉄工所「のろ鉄工」で毎日あくせく働く溶接工たちの日常を切り取ったコメディ漫画。
鉄工所で働く人の苦労なあるあるが詰め込まれていて、工場に限らずとも毎日働く人には響くものがあるはずです。
作者自身の経験をもとに描かれているため、用語や知識の勉強にもなります。
汗と涙の中にある幸せをぜひ感じ取ってみてください。
サプリ
連日連夜の残業、休日出勤も当たり前。そんな広告業界で働く藤井ミナミ。恋愛に仕事に全力で向き合う「働く女性」のリアリティある生き方が溢れた物語。
働く女性の仕事や恋愛といった悩みをリアルに描いており、主人公の心情や言葉に引き込まれます。
1度きりの人生だからこそ全て充実するべきだと背中を押してくれる作品です。
大東京トイボックス
小さなゲーム会社スタジオG3は即戦力のグラフィッカーを募集するが、手違いで企画志望の未経験者・百田モモを採用してしまう。社長の月山は3カ月の採用期間を設け、モモが使える人材か見極めることになる。
「面白いゲーム」。それだけを目指して、クリエイター達が挫折や苦労を重ねながら情熱を注ぎます。
ユニークな登場人物が多いですが、描かれる世界観はとてもリアルでゲーム業界の大変さが感じ取れます。
好きなことだから本気になれる、そんな気持ちを奮い立たせてくれます。
働く人を応援する漫画~闇の社会編~
さよならブラック企業 働く人の最後の砦「退職代行」
「退職は逃げじゃない」。パワハラ・過重労働・不当賃金などブラック企業に苦しみながらも辞めることができない。退職代行を行う法律事務所を舞台に弁護士・不知火と見習い・リコが立ち向かく。
退職したい人の救いの手として認知され始めた「退職代行」をテーマに描かれた物語です。
現実でもいまだに蔓延るブラック企業ですが、企業視点のなぜ?にも触れているポイントは考えさせられます。
退職で悩む方には、自分がどうしたらいいか向き合える作品ではないでしょうか?
健康で文化的な最低限度の生活
東京都の役所に就職した義経えみる福祉事務所生活課に配属される。生活保護業務を担当するが、生活保護受給者の自死、精神疾患患者からの暴言など、想像以上の厳しさに苦悩することになる。
生活保護という社会問題を題材にした作品です。
精神疾患や認知症などの様々なケースを取り上げており、ドキュメンタリーを観ているような感覚になります。
生活保護についてはいろんな意見があると思いますが、疑問や偏見を持つ方にも読んでほしい内容です。
闇金ウシジマくん
オモテの金融機関に見捨てられたやつにトドメをさす。10日で5割(トゴ)の暴利な闇金「カウカウファイナンス」の社長ウシジマくんと、そこに訪れる様々な債務者を描いた物語。
闇金をテーマに裏社会や社会問題にも触れており、日常の闇に生きる描写は生々しく感じます。
冷酷非道に見えるウシジマくんではありますが、仲間や返済意志を持つ者、這い上がろうとする者には人情味ある部分も見せます。
お金を借りる怖さを大きく痛感させられる作品です。
ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと
ブラック企業に入社してしまった天道輝はボロボロになりながらも3年目を迎えてしまっていた。そんなある日、街にあふれかえったのは無数のゾンビ。天道はゾンビに怖がるよりも、ブラック企業から解放されることを喜び、やりたいことリストを作るのだった。
いわゆるパンデミックものではありますが、ブラック企業の社員という主観が面白いです。
作中ではゾンビになるなら自分のやりたいことをやろうと決めますが、現実への「どうせいつか死ぬ人生」に対するメッセージでもあると思います。
ブラック企業や悪い環境で身を削るのはもったいない、自分の人生を尊重しよう!と前向きにさせてくれる作品となっています。
まとめ
以上が「働く人を応援する」作品のご紹介でした。
ビジネス書は世にたくさんありますが、本を普段読まない人にはハードルが少し高いです。
まずは漫画で楽しみながら、その世界に没入して「働く」を感じるのもいいのではないでしょうか?
自分の仕事や働き方と向き合う、良いきっかけになるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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