月ノ美兎さんの初エッセイ集「月ノさんのノート」を読みました。
読み応え充分でいろんな方々に読んでほしいエッセイでした。
魅力が少しでも伝わるようにレビューしていきます。
月ノ美兎さんって誰?
月ノ美兎さんは、いちから株式会社が運営するにじさんじに所属するバーチャルライバー、バーチャルアイドルです!
まぁこれ観てもよくわからないかもしれませんが…笑
youtubeの登録者71万人(2021年3月4日現在)と人気も実力もあるVTuberなんです。
バーチャル界の女子高生でヲタクからは委員長の愛称で親しまれています。
見た目は完全にノートなデザイン
エッセイは月ノ美兎さんが落とした「なんでもノート」を拾って(読者が)読んでしまっているという設定であり、ノートが本物そっくりなんです。
帯を取ると
こんな感じ。
ノートを覗き見している気分になる訳です笑
スラスラ読めて引き込まれる、委員長の世界観
この本を取る方は少なからず、委員長の配信動画を何かしら観て好きになった方だと思います。
配信でもゲーム実況や雑談ではサブカル知識や独自の切り口の話が面白いです。
そんな配信とは違う、文章で語るコンテンツが本人にはまだ慣れきっていない部分もあるようですが、委員長が好きならあっという間に浸れます。
書かれているエピソード
書かれているエピソードは
- ご学友との話
- 映画研究部での話
- 月ノ美兎イベントの裏話
- にしさんじ同期の話
- など
裏話や月ノ美兎本人としての本音に近い話もしていて、全部気になるエピソードでした。
病気の話には初めて聞いて驚きましたね。
月ノ美兎としての表現の難しさ(長くなります)
配信でも話していましたが、締め切り過ぎながらとか山にこもってなど、なかなか書くのには苦労していたみたいですね。
エッセイでも半分それをネタにしたりしています。
月ノ美兎さんが好きな人にはどのエピソードも興味持つし楽しいです。
ただこういうのもあれですが、月ノ美兎という、本人自身とはまた違う姿でエピソードや考えを伝えるってなかなか難しいことだと思います。
その中でうまく伝えようとしているのは充分理解できます。
少し窮屈で不器用な感じが文章に表れていて、これをどう感じるかは人それぞれになりますかね。
ファンで盲目だからかもしれませんが、僕はこのエッセイ(配信とは違う姿)もひっくるめて月ノ美兎らしい姿なのかもと思います。
センスある表現や配信動画を見せてくれるから100%エッセイも書かせたら面白いだろう!ってのはちょっとしたエゴで、ひねくれていてる、自己顕示欲強いとか、ネチネチしてるな〜 みたいなのが出ていてもそれはそれでいいのだと思います。
もちろんただのブログでは無い有料の書籍なので、それなりのクオリティが必要なのも分かるのですが。
縛りのないエッセイなのであれば、こういった作品こそ月ノ美兎の本質的な作品でもあると思いました。
まとめ
賛否ほどではないですが、求めた形と違うという感想を見て熱くなりました(笑)
なんかこんなたくさん意見出るのも、月ノ美兎という存在が大きくなっているからだな〜と私レベルのファンでも感じます。
ここまでの感想を読むと肩に力が入りそうですが、とにかく気楽に読んでみてください。
月ノ美兎さんが好きな人には愛らしい文章だと思います。
それでは次回作も期待してます!笑
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