約束のネバーランドの実写化は成功か?

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映画

少年ジャンプ原作の実写化、映画「約束のネバーランド」を観てきました!

コミックの実写化って賛否両論になりがちですよね。

これも作品の思い入れや設定変更の規模などで人によって変わると思います。

個人の評価として、映画「約束のネバーランド」は原作派も新規にも楽しめる内容だと思います。

実際に実写化して良かったところ、惜しかったところをまとめます。

約束のネバーランドについて

白井カイウさん原作、出水ぽすかさん作画のコミック。

2019年にはアニメ版1期も放送されました(2021年1月から2期放送の予定)

あらすじは

浜辺美波さん演じるエマをはじめとする子ども達が幸せに暮らしていた孤児院。

その正体が「鬼に献上する食用児を育てる農園」だと知り、監視するママの目を掻い潜り脱出しようと計画する。

原作設定の違うところ

年齢設定

原作では孤児達が出荷される年齢を12歳と設定していますが、映画では16歳に上がっています。

キャスト選出の理由と公式には書かれています。

年齢設定はこの作品の大事なポイントとも言えるので、原作ファンはここに不満を持っていると思われます。

ちなみに

エマ役の浜辺美波さんは20歳

ノーマン役の板垣李光人さんは18歳

レイ役の城桧吏さんは14歳です。

実際には12歳をリアリティある年齢で探すとなると、なかなか難しくなるのかもしれません。

外見の違い

約束のネバーランドのキャラクターは西洋風な見た目が多く、多国籍なことが伺えます。

基本的に日本映画で日本人キャストなので、そこはしょうがないところでしょう。

エマやノーマンは特徴的な髪色をしているのでどうなるか不安でしたが、違和感はあまりありませんでした。

シスター・クローネは黒人の女性ですが、渡辺直美さんが演じています。

このへんも難しい配役でありますが、渡辺直美さんは見た目以上にシスター・クローネのキャラクターの魅力や雰囲気を出していたので良かったです。

進撃の巨人の実写化の時も言われましたが、日本原作で西洋や欧米キャラの実写化キャストが日本人というのは、ファンにとっては違和感を感じるポイントだと思います。

物語の展開はほぼ原作通り

気になる物語の方はほぼ原作通りでした。

コミックとしては5巻途中。

アニメとしては第1クール12話までの内容です。

しかしそのボリュームも2時間にまとめる為、いくつかの細かい変更点はありました。

  • 発信機の埋め込まれているところをノーマンはすでに知っている
  • ドンとギルタがママの部屋に忍び込むシーンは無し
  • 内通者探しがあっけなくレイと断定される(ノーマンの罠の流れはある)

脱出する作戦や流れはほぼ原作の内容でした。

どうしても駆け足気味なるので、トレーニングや年少メンバーへの説得などはあっさり気味でした。

原作未読な人にとっては逆転劇がスマートすぎてびっくりしてしまうかもしれません。

配役はぴったりか?

配役に関しても原作再現にこだわっているなと思う役者さんばかりです。

特にノーマン役の板垣李光人さん。

ノーマンは約束のネバーランドでもキーとなる存在。

その配役次第で映画の雰囲気も傾くといっても過言ではないです。

ですが、ノーマンの冷静さと物腰の良い優しい話し方。

中性的な外見とびっくりするほど役に合っていました。

ママことイザベラ役の北川景子さん。

優しさも見せながら冷徹な表情を見せたりと難しい役ですが、これまたぴったりの配役でした。

後半のイザベラの過去とエマとのやり取りは見どころです。

気になる最後のセリフは?

エマが最後に木の上で音なしのセリフを言うところがあります。

これがなんと言っているかで議論になっています。

多かった意見としては「ノーマン」

その次は「未来」

個人としてはノーマンかなと思っていますが、どちらにしても未来につながるという意味なのかなと感じました。

特に正解が無い委ねるようなものかと思っています。

続編はあるのか?

原作はまだまだ続きがありますが、映画化するのは今回までかなと思います。

もちろん興行収入が良ければ話が上がるかもしれません。

しかし原作知らない人でも食いつきやすいエピソード、映像化のしやすさを考えてみても映画化は今作までかなと思います。

アニメは2021年1月から2期がスタートします。

内容は少し変わっていますが、ほぼ映画の続きからのストーリーです。

そちらでも楽しみましょう。

まとめ

最後にですが、見どころの一つとしてエンディングがあります。

映像は絵本のような世界観で余韻に浸らせてくれます。

そしてテーマソングはずっと真夜中でいいのに。の「正しくなれない」です。

歌詞が約束のネバーランドの内容に合っていてとても良いです。

映画としてどう感じるかはそれぞれですが、約束のネバーランドという作品を噛み締められる楽曲なので是非とも味わってほしいです。

最後に

約束のネバーランドの実写化は決して失敗ではないと思います。

原作ファンには不満があるかもしれませんが、原作未読の人には作品を調べて触れたくなる面白さはあります。

映画では伝えきれないところ、その後の展開など、漫画を取るきっかけになってくれるような作品だと思っています。

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