「劇場版 呪術廻戦 0」に関するネタバレ記事となっていますので、ご注意ください。
「劇場版 呪術廻戦 0」はコミック「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」(0巻)が原作となっています。
映画においてストーリーやセリフも含めてほぼ原作通りの内容と言ってもいいでしょう。
呪術0巻は元々連載前の描き下ろしとして発表されている為、本編のキャラクターが全て登場しているわけではありません。
劇場版では、本編のコミックとアニメの流れに整合性をもたせる為に、新たにオリジナルシーンが含まれています。
本編では登場しているものの、0巻では登場していない高専メンバーや先生の戦闘シーンが追加されました。
オリジナルシーンでありますが、原作を壊さず盛り上げるシーンだったと思います。
さらにエンドロール後にオリジナルシーンが流れます。
この記事ではこのラストシーンについて考察していきます。
ラストシーンの内容
ラストシーンでは日本ではないどこかの国(アフリカ?)で敵となっていたミゲルが乙骨に何か食べさせています。
ミゲルは
「奴は本当に帰ったんだろうな。」
と誰かの存在を気にしています。
乙骨は食事に夢中で
「本当に美味しいね、肉じゃがみたい。」
と感想を言うならば、ミゲルも
「ビーフシチューと言え。」
と返事するなど、何か微笑ましい空気が流れます。
そんな2人の背後に誰かが現れ、声をかけます。
「久しぶりぃ!」
声をかけたのは五条悟でした。
ここでオリジナルシーンは終わりです。
なぜミゲルが乙骨といるのか?
劇場版を観た人はわかると思いますが、百鬼夜行にてミゲルは五条と戦っていました。
ミゲルは夏油傑一派の立ち位置で登場しているので、元々は完全に敵側の認識でいいでしょう。
ではなぜ、ミゲルは乙骨と一緒にいるのか?
この関係性に関してはストーリー的にも作者としても発表されていませんので、予想という形になります。
ミゲルは五条との戦闘で圧倒的に押されている状態でした。
しかししぶとさもあり、時間を稼ぐレベルの能力があるとわかります。
この戦闘で実質敗北したミゲルを五条が、何らかの契約(脅し?)で自陣側に引き込んだものと思われます。
五条がミゲルと戦闘する前を見ても、強さを見込んでいたことが伺えます。
その為、ミゲルとしては五条の存在が嫌であり、
「奴は本当に帰ったんだろうな。」
と愚痴をこぼしているのだと思います。
またミゲルがどのような形で夏油側についたかも不明なので、元々報酬などの理由で動いている人物かもしれません。
2人が海外にいる理由
それではなぜ海外にいるのでしょうか?
ミゲルの持っていた呪具に意味があると思われます。
ミゲルは五条との戦闘でこの呪具を使い時間稼ぎをしていました。
自らの説明で
「これ1本編むのに俺の国の呪師が何十年かかると思っている!」
五条の呪術を乱すほどの呪具であり、その威力が気になったのでしょう。
五条はミゲルにこの呪具に近い何かを依頼した、または探す為に利用したと思います。
少しシーンは変わりますが、五条が海外出張から戻り京都校メンバーへ
「とある部族のお守り」
を渡しています。
コミックスでは4巻の32話、アニメでは第1期の第14話です。
このお守りはミゲルに依頼したもの、もしくは持っている呪具と関連したものだと思われます。
ちなみに乙骨はミゲルと「黒縄」という呪具の残りを探していたとコミック17巻145話で語っています。
「黒縄」という呪具は
あらゆる術式効果を乱し、相殺する
と説明されているように、ミゲルが五条相手に使用したものと関連しています。
メインはこの探索のため、2人が海外にいたとみていいでしょう。
また五条が海外に直接向かった理由は、これから起きる事件の想定(渋谷事変)や虎杖悠仁のことを乙骨に伝えているからです。
こちらもコミック17巻143話で乙骨が詳しく話しています。
オリジナルシーンの結局の意味とは?
結局のところラストのオリジナルシーンは、本編で描かれてなかった(コミック4巻33話扉絵)の再現シーンということでしょう。
サービスシーンに近いですが、意味のあるシーンです。
結果として原作勢もアニメ勢もわくわくするような終わり方になったはずです。
まとめ
以上が考察記事でした。
また2期では五条と夏油の過去編が描かれますので、劇場版からの流れとしても理解しやすいでしょう。
乙骨も本編に関わってくる可能性もあります。(3期あたりかも)
これからの呪術廻戦、本誌もアニメも楽しみにしたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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